常位胎盤早期剥離の体験談から その①

早剥(ソウハク)体験談・子育て

妻が長男を出産する時に経験した「常位胎盤早期剥離(ソウハク)」について、夫である私の目線から語ります。

常位胎盤早期剥離って、何?

私たちも、知りませんでした。常位胎盤早期剥離っていう疾患。体験して、担当医師から話を聞き、ネット等で調べて、凄く怖い疾患だと知りました。

しかも、妊婦さん誰もがかかるかもしれない疾患。

いつやってくるか分からない、予測できない疾患。

聞いているだけで怖いね・・・。

つむぐ
つむぐ

本当に怖い疾患です。だから知っといて欲しいんです。

体験談は後に語りますが、まずはこの疾患は何か?症状や、なりやすい人など、それらを語ります。

どんな疾患か?

赤ちゃんがお腹の中にいる時(生まれる前)に、胎盤が子宮壁からはがれてしまう疾患。胎盤は酸素と栄養などを赤ちゃんへつなぐ役割をしているので、その胎盤がはがれてしまうということは、酸素と栄養を赤ちゃんに送ることができなくなるということ。

また、胎盤がはがれてしまい出血し、妊婦さんの血液状態が変わることで合併症を引き起こし、大量出血が起こり、妊婦さんの生命にも危険が及ぶ疾患。

早く分娩し(そのほとんどが緊急帝王切開らしいです)、胎児を出すこと、その時間によって手術予後が変わってくる。時間が掛かったり、症状が重篤な場合は、赤ちゃんに脳性疾患や脳障害が起きる可能性が非常に高くなる。

発症する頻度は、100~200例に1例(全分娩の0.5%~1%)

常位胎盤早期剥離になった10~15人に1人で母体死亡半数以上で胎児・新生児期の赤ちゃんの死亡とも報告されている疾患。

読んでいるだけで怖いね。どんな人がなりやすいかとかあるのかな?

つむぐ
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あります。でも、私の妻は該当するのも1つくらいだったんだ。

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どんな人がなりやすいか?

  • 妊娠高血圧症候群
  • 常位胎盤早期剥離の既往(以前にかかったことがある人)
  • 切迫早産
  • 腹部の外傷
  • 喫煙

これらの点が「なりやすい人」として挙げられていますが、私の妻は「妊娠高血圧症候群」の1点のみで、それも少し気になる程度の血圧の数値でした。

発症直前頃までは妊娠高血圧症候群とは、明らかに言えない状態だったようです。

常位胎盤早期剥離が発症した人でも、上記のこれらの点は全く該当せず、順調に胎児が育っていた人でも突然発症した人がいるし、原因は不明のようです。なので、妊婦さんが誰もが発症する可能性がある疾患なんです。

こんなに怖い病気。何か症状とか特徴とかないのかな?

つむぐ
つむぐ

ちょっと調べてみました。あと、私の妻に出た症状も付け加えておきますね。

代表的な症状や特徴は?

  • 腹痛(急激なもの、頻回の軽いもの、持続的なものなど)
  • お腹の張り
  • 性器出血
  • 胎動の減少
  • 腰痛
  • めまい、動悸、気分不快などの貧血症状

【妻に出た症状】

  • むくみ (いつもより強い、靴下の跡がかなりつくほど)
  • 発症前頃から胎児の体重があまり増えなかった。(36週前頃から2000g前で体重の伸びがかなり鈍化していた。)
  • 高血圧兆候(兆候は少しあるも気になる程度だったのが、発症前日頃に数値が急激に高くなった。)

これらの症状を見ても、こんな症状私出たことある…って思う方もいると思います。だから、産婦人科医の先生たちも予測するのが難しいのだと思います。

私の妻の場合は、腹痛やお腹の張りや出血といった代表的な症状が全くなく、しいて挙げれば【妻に出た症状】の3点ほどです。但し、この3点も珍しくない症状だと思うので(体重の伸びの鈍化の点は少し珍しい症状かも…ですが)、決め手となる症状や特徴といったものがなく無症状に近い状態でした。

後日、担当医師に聞いたんですが常位胎盤早期剥離になった人の中でも、稀に無症状の人がいるそうです。(担当医師は、そう習っただけで遭遇したことがなかったとのこと。)

このように妊婦さんによくある症状や兆候がなく、無症状の人が稀にあり決め手になるものがなく、気付かぬうちに発症したり、胎盤剥離が始まっていることがあります。しかも、この疾患は予防することができないので、母子とも生命に危険な状態になりやすく怖いのです。何人かの体験談を読ませていただいたのですが、目立った症状がなく、急に発症する人が何人もいるようです。

しかも時間との勝負なので、どれだけ早急に緊急帝王切開を行えるかというところだと思います。

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どれだけ医療技術が発達しても、やっぱりお産は命がけです。

『常位胎盤早期剥離の体験談その②~その⑥』で、私たち夫婦の体験談を語りますが、どれだけ医療技術が発達しても、お産は安全なものではなく、命がけのものなんだと私達夫婦は、本当に心から感じました。

常位胎盤早期剥離を経験するまで、私たちは安全に産めるし大丈夫と思っていました。これだけ医療が発達してきているんだからって。

でも違っていました。いろんなことが重なって何とか助かりましたが、1つでも重なるものがなければ助かっていませんでした。

もしかしたら、自分たちが100~200例の1例になるかもしれない…。

珍しい疾患かもしれないけど、妊婦さん誰もが起きうるかもしれない疾患産婦人科医からも起きて欲しくない疾患の1つと言われています

『私たちが経験したことを語って、少しでも常位胎盤早期剥離について知ってもらえたら。』妻はそんな思いを持っています。私自身も妻と同じ思いを抱いたし、自分達が経験したことを伝えて、ママさんの誰かの頭の片隅に覚えてもらえれば、ちょっとした変化に気付いて、助からなかったかもしれない命が、助かるキッカケになるかもしれないと思っています

【常位胎盤早期剥離】の疾患を発症する人は、100~200人に1人と言われているので、やはり経験者は少ないし、体験談も少ないと思います。

でも、この疾患は誰もが発症しうる可能性があるので、私達の体験談を読んでもらって妊娠したママさんには、【常位胎盤早期剥離】という疾患を知っておいて欲しいです。頭の片隅にでも覚えておくと、知っておくと、動き方が変わってきます。【常位胎盤早期剥離】は、1分、1秒でも対応が早ければ、命が助かったり、重篤化しない可能性が高まります。頭の片隅に入れておくだけでも違います。

ちょっとした腹痛や出血でも、いつものことと思わず、遠慮なくクリニックへ行って欲しいです。

体験談 その②へつづく

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