常位胎盤早期剥離の体験談から その⑤ ~出産後、医師の話~

早剥(ソウハク)体験談・子育て

妻が長男を出産する時に経験した「常位胎盤早期剝離(ソウハク)」について、夫である私の目線から語ります。

初めての出産(長男)の時の話  ~出産後、医師の話~

今から約6年ほど前の話です。妻は高齢出産と言われる35歳になる直前、34歳の時でした。

急遽、入院となった木曜日。

翌日金曜日の朝早くに、陣痛促進剤を投与して、早く出産しようということになりました。重なった出産がある程度落ち着いたのか、そろそろ投与しようとした時に、心音が感じられないと、早急に取り出さないといけないとなり、緊急帝王切開へ。

非常に危険な状態でしたが、母子とも無事に助かりました。

翌日から、私は妻が出してくれるお乳を届けるために、妻が入院するクリニックと大病院を行き来することになりました。

仕事が終わって後、大病院の面会時間が20時までで、先にクリニックにいってお乳をもらってから、大病院へ行くので、いつもギリギリ20時前くらいに着いていました。

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本当に奇跡。受診日を変更していなったら、母子ともに助かっていなかっただろう。

クリニックの担当医師が言っていましたが、「本当に奇跡だ。」と。前日に受診していなかったら、高血圧の症状にも気付かなかっただろうし、入院もしていなかっただろう。(先生も入院してくださいと言ってくれたから、その判断もお蔭です。)

本来の受診日(緊急オペをした日)であれば、異変が起こった時間は、受診に行く前かクリニックへ向かう途中だった可能性が高く、多分、そのどちらかの段階で早期胎盤剥離を発症していただろうと考えられると。

しかも私たちの場合(今回の場合)、発症前に目立った症状がなく妻本人も気づいていなかったので、多分気づいたときには手遅れの状態で、母子ともに助かっていなかっただろうと。

(私たちの今回の場合、たまたま入院していて、陣痛促進剤を投与しようとするときに心音が感じられなくなり、異変に気付いたから、すぐに緊急オペができた。)

早期胎盤剥離の場合、発症したら、すぐに緊急帝王切開をするしか助かる方法がなく時間が勝負となる。私たちの場合、病院にいたから母子ともに助かったが、受診日を変更していなくて、自宅にいたり、クリニックに向かう途中などで異変が起き、そこで救急搬送されたとしても、母子ともに亡くなっている可能性が高かったらしいです。(担当医師いわく)

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担当医師からそういう話を聞いて、考えれば考えるほど怖くなりました。

あと今回の場合、陣痛促進剤を投与しようとしたところで、異変に気付いて、投与せず緊急帝王切開となりましたが、もし陣痛促進剤を投与していたら、また違った状況になっていたかもしれないと担当医師が言っていました。(違った状況といっても、悪い方向の感じです。)

 ☆カフェインレスのスティックコーヒー。気軽に飲んで一息つきましょ(^▽^)/

長男が入院している大病院の担当医師が言っていたこと。

長男が入院した大病院の担当医師も言っていましたが、早期胎盤剝離でここまで無症状の人はかなり珍しいと。

担当医師は勉強した時に、早期胎盤剥離になった人でも無症状の人がいるというのは習っているらしいですが、遭遇することはなかなか無いとのこと。なので、たまたま受診日を変更して、そして、入院しましょうと医師が判断してくれて、本当に良かったと。

あと今回の場合、帝王切開した日と時間帯ですが、これが金曜の午前中だったから医師も2人いて、このような状況にすぐに対応できたが、例えば1日ずれて土曜だったら、医師が1人しかいなかったので、ここまで早い対応ができなかっただろうと。

私の妻の場合、目立った腹痛のようなものもなかったし、高血圧症状も発症前日に(受診日に)高くなっただけで、それまでは比較的、順調だったと思います。今回のように、様々なことが重なったから奇跡的に母子ともに助かりましたが、どれか1つ欠けていたら、この奇跡は起こらなかっただろうと思いますし、長男の担当医師も同じことを言っていました。

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お産は大丈夫だと、安全だと思い込んでいましたが、突然やってきました。

ここで振り返り 妻に出ていた症状とは?

【妻に出た症状】

  • むくみ (いつもより強い、靴下の跡がかなりつくほど)
  • 発症前頃から胎児の体重があまり増えなかった。(36週で2000g前で体重の伸びがかなり鈍化していた。)
  • 高血圧兆候(兆候は少しあったが気になる程度だったのが、発症前日頃に数値が更に高くなった。)

+【手術前】

  • 心音が感じられにくくなってきた
  • お腹の張りが出てきた (⇒でも、妻本人は自覚なし)
  • 手術直前、けいれん発作が出た。

体験談その⑥へつづく

※何か少しでも異変を感じたら、不安を感じたら、ためらわずに受診に行きましょう。

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