常位胎盤早期剥離の体験談から その④ ~出産時、その時私(夫)は~

早剥(ソウハク)体験談・子育て

妻が長男を出産する時に経験した「常位胎盤早期剝離(ソウハク)」について、夫である私の目線から語ります。

初めての出産(長男)の時の話  ~出産時、その時私(夫)は~

今から約6年ほど前の話です。

妻は高齢出産と言われる35歳になる直前、34歳の時でした。

急遽、入院となった木曜日。翌日金曜日の朝早くに、陣痛促進剤を投与して、早く出産しようということになりました。

重なった出産がある程度落ち着いたのか、そろそろ投与しようとした時に、心音が感じられないと、早急に取り出さないといけないとなり、緊急帝王切開へ。

私(夫)は、その時は仕事の最中でした。

「陣痛促進剤を投与しても、すぐには出産にはならない」と聞かされていたので、『今日は生まれないだろう。』と思って仕事をしており、妻とLINEしていました。

LINEの返事が返ってこなくなり、気になっていた時に妻の電話番号で電話がかかってきました。

電話に出ると、妻の母親でした。

私が話そうとしたら電話が切れてしまい、私から電話を掛け直すも音が鳴り続けるだけで、一向に電話に誰も出ません。

何度かトライし、やっと繋がった電話で出てきた相手はやっぱり妻の母親でした。

「何で、お母さんが!?」と尋ねると、妻の母親から「私たちも今、部屋に着いたところで、緊急オペすると言われて、娘(私の妻)から、私(夫)に電話してとスマホを渡された。」と。

緊急オペ!?」 どういうこと? 陣痛促進剤投与って言っていたのに。

昨夕は急に入院しなさいと言われるし、一度自宅へ戻っていいよと言っていたのに、会計待ちの間に今すぐ入院してくださいと言われるし、私の中では一体何が起こっているのか、さっぱり分かりませんでした。

ただ、昨日からの一連の流れで、良くないことが起こっていることは間違いないし、命に関わることが起こっていると感じました

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クリニックへ向かう。

良くないことが起こっていると感じた私は職場の人に事情を説明し、急遽クリニックへ向かいました。クリニックは職場から車で15分ほどの近い場所でしたが、倍以上に時間を感じたことと、運転するハンドルを握る手の震えが止まらなかったことだけは覚えています。

昨日からの怒涛の急展開が続いて、頭が真っ白になっていて心臓がドキドキし、クリニックに着いたら、母子ともに亡くなりましたと言われるんじゃないかと頭の中は最悪のことだけでいっぱいになっていました

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車で向かう時、ハンドルを握る手だけでなく、

アクセルを踏む足も微妙に震えていたことも覚えています。

クリニックに着き、妻の両親が廊下にある椅子辺りにいました。オペに入ったきり、まだ状況が分からないとのこと。

そしてしばらく後、無事生まれましたと言われ、長男と対面しました。長男と対面した後、私は気を失い倒れたそうです。その瞬間の事、覚えていないんです。

長男の顔を見て、安心して緊張が少し解け、気が抜けて倒れてしまったんだと思います。昨日からの怒涛の急展開続きで、しかも緊急オペになり、もう母子2人ともダメかもしれない、大丈夫だと信じたい気持ちがある一方で、どう考えても普通ではない状況。

ダメかもしれないと思う気持ちがとても大きかったんです。なので、長男の顔を見た途端、ホッとして気が抜けたのだけは覚えています。

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長男と対面しましたが、すぐにNICUのある大病院へ搬送。

長男は無事生まれましたが1分ほどは呼吸がない状態だった、仮死状態だったということで、NICUを備えた大病院へ転院することになりました。

なので、(私は倒れてしまったのですが)すぐに大病院へ先生と一緒に搬送されました。

妻はそのままクリニックに入院となり、長男は大病院と母子別れた状態となりました。子どもが生まれたけど、会えたのは一瞬ですぐに引き離されました。

クリニックに入院しているママ達は、みんな赤ちゃんとそばで過ごせて、でも自分はお乳だけ出して、帝王切開の痛みだけ残って、入院している間は1人で過ごしているだけで本当に辛かったと、後日、妻は言っていました。

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何とか無事に生まれましたが、

入院している間、妻は本当に辛そうでした。

ここで振り返り 妻に出ていた症状とは?

【妻に出た症状】

  • むくみ (いつもより強い、靴下の跡がかなりつくほど)
  • 発症前頃から胎児の体重があまり増えなかった。(36週で2000g前で体重の伸びがかなり鈍化していた。)
  • 高血圧兆候(兆候は少しあったが気になる程度だったのが、発症前日頃に数値が更に高くなった。)

+【手術前】

  • 心音が感じられにくくなってきた
  • お腹の張りが出てきた (⇒でも、妻本人は自覚なし)
  • 手術直前、けいれん発作が出た。

体験談その⑤へつづく

※何か少しでも異変を感じたら、不安を感じたら、ためらわずに受診に行きましょう。

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