介護の仕事をしていたが疲れ果て退職し、他業種に転職しようと職業訓練に行った私が、
経験したことを語ります。
ジョブカードとは?
簡単に言うと、厚生労働省が推奨しているもので職務経歴書をもっと詳しく記入するような
書類です。
求人票を細かく見ていると、たまに「ジョブカード提出」と記載している企業があります。
もし、この企業に行きたいと思っていたら、ジョブカードを作成しないといけないので、
ちょっと大変かもしれません。
厚生労働省のHPから検索してもらうと、書式がダウンロードできるようになっています。
ジョブカード作成してみてどう?
ジョブカード作成にあたって、自分の事をしっかり見つめなおさないといけないし、過去を
振り返り、今まで培った経験や自分の強み等を掘り起こす作業となります。
ただ、これはやっておいて無駄はないです。この作業をしなければ、次への転職(未来)のは
進めないなと感じました。実際やってみると、経歴や自分の考えの整理に繋がり、自分は意外と
こういう強みがあるんだとか、こんなことできるんだとか、いろんな発見があります。
仮に就活時にジョブカードの提出が無くても、ジョブカードを作成しておくと、経歴や
自分の考え等の整理が出来ているので、面接時の面接官からの質問にスムーズに答えられる
手助けになります。とっても助かりますよ。
自分の答えることにも厚みが出て、企業からの質問に臆することなく対応できると思います。
社会人基礎講習とは?(職業訓練校での体験談)
職業訓練校で受けた「社会人基礎講習」。どんなものだったのか、体験談です。
大きく言うと3つの項目がありました。
- 自分の見つめなおし、過去の振り返り、ジョブカード作成、履歴書・職務経歴書作成
- グループワーク
- パソコン基礎講習
ジョブカードの作成等は上記で書いた通りですが、グループワークは1つの課題等に対して
グループで役割分担を決め、皆で取り組んで解決に当たるというものです。
どれが正解かとか、そういったものではなく、グループを1つの組織(会社)と捉え、
その中での役割を皆で考え、果たしていく、その過程を通して社会性を身に付けると
いうものです。これが大きな目的となっています。
グループワークは結構何度も行って、精神的に辛い面もありましたが、職業訓練校には
様々な職種や年齢の方が集まるので、いろんな考え方に触れ、少しずつ距離が縮まり、
結果としてやってみて良かったと思いました。
社会性は、自分では身についていると思い込んでいましたが、案外身についていないもの
だなと気づいたし、何歳になっても、このような機会は必要だと思いました。
☆自分・過去を振り返り、次(の就職)へ繋げるための講習。
☆グループワークで、社会性を身につける。
ジョブカードと社会人基礎講習を受けてみて。
私は就職活動した結果、自分の様々な条件も勘案して、最終的に4社受けることに絞りました。
ハローワーク、ポリテク(職業訓練校)など、様々な所から探しました。
その内の1社は、ポリテク内で面接があり、私が知っているだけでも10人以上の訓練生が
受けた人気の企業でした。
その中で内定の返事をもらったのは2人だけで、私ともう1人は私と同じクラスの訓練生でした。
私たちの訓練コースは「社会人基礎講習」というものが付いたコースで、ジョブカード
の作成や面接の練習等、就職支援の講習に、他の訓練生のコースより十分に時間を掛けて
いたことが内定を頂いた大きな要因の1つだと思っています。
もし自分の希望する訓練コースに「社会人基礎講習」等(名称が異なる場合あり)のコースが
あれば、是非そちらを受けてみてください。
☆ジョブカード作成等、その後の就職活動に大いに活用できる。
☆ジョブカード作成で面接時にスムーズに厚みを持たせて答えることができる。
☆社会人基礎講習は受けてみて、損はない講習。自分の振り返りになる。
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