介護の仕事を15年以上している私が、介護について語ります。現場職員で感じたことを綴ります。
傾聴は聞くだけではダメ。相手に安心感を持ってもらうような聞き方を。
介護現場ではよく「傾聴」「傾聴」とよく言われます。ゆっくり話を聞いてあげられないという現場が多いと思いますが、それでも大事な行為の1つです。
傾聴と言えど奥が深く、聞くだけなら誰でも出来るかなと思いますが、『相手にこの人は話を聞いてくれる人だ。安心・信用できる人だ。』と思ってもらう、感じてもらわないと傾聴は成り立たないと思います。
傾聴がしっかり出来るということは、相手の安心感や信用に繋がっているので、こちらの話を聞いてくれやすくもなります。
話を聞いてるけど、相手は納得していない感じで…。相手が納得してくれる話の聞き方ってどうすればいいの?
聞き方にコツがあります。すぐに実践できる方法ありますよ。うまく使えば納得してくれると思いますよ。
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聞き上手になるための簡単な方法。聞き方のテクニック。
聞き上手になるための簡単な方法・テクニックがあります。既に自然とされている人もいると思います。その人は特に意識せずやっているのかもしれません。私もその一人でした。自分がそのテクニックを使っていると気づいていませんでした。
コミュニケーション技術を学んだ際に、その方法が出てきて、『あれ、私、この方法自然とやっているわ。』と気づきました。
【相手の言葉を返しながら聞く】という方法です。専門用語で【バックトラッキング】と言うそうです。(名前がちゃんとあるんですね…。)
例えば、高齢者(施設利用者)との会話で、
利用者(相手):「家に帰りたい。」
あなた:「家に帰りたいんですね。(少し間を置いて)どうして家に帰りたいんですか?」
利用者(相手):「家に帰ってご飯作らないと…。」
あなた:「ご飯を作りに家に帰りたいんですね。(少し間を置いて)何を作りますか?」
利用者(相手):「お父さんに〇〇を作りたい」
あなた:「お父さんに作ってあげたいんですね。(間)お父さんは〇〇が好きなんですか?」
青の下線が引いているような感じで相手の言葉を、そのままオウム返しするような形で会話する方法です。この方法を使うことで、相手はあなたを話を聞いてくれる人だ、安心できる・信用できる人だと認識してくれるようになります。
人間は、話したいタイプの人が多いそうなので、話を聞いてくれる人に居心地の良さを感じるそうです。相手に居心地が良いと感じてもらえたら、相手は、もっともっと話をしてくれるようになります。
テクニックを多用しなくても、自然と話をしてくれるようになります。
このテクニックでの注意するポイント
【相手の言葉を返しながら聞く】、相手の言葉をオウム返しするテクニックですが、オウム返しも頻繁にし過ぎたり、ただ相手の言葉をそのまま返すだけだと、相手がその内、本当に話を聞いてくれているんだろうかと不信感を招く場合があるので、注意が必要です。
【相手の言葉を返しながら聞く】というテクニックを使いながら、うなずきや相槌、わざとちょっと間を空ける(話を聞いて考えている振り)、相手の言葉の言い方を少し変えるなど、細かい動作や言い回しをするといった感じです。
これらのテクニックを使うことで、相手の安心感や信用を得られたら、相手のケアをする際に協力を得られやすくなりますし、例えば入浴拒否があったとしても、あなたの言葉だけはすんなりと受け入れてくれて、入浴ができたということになるかもしれません。
使う際の注意ポイントを下にまとめてみました。
介護職向けへのテクニックですが、このテクニックは介護業界だけでなく、他業界や日常や恋愛においても使うことができるテクニックです。(恋愛は言い過ぎ⁈)
今回のテクニックは意識せずに使えている人がいると思います。その経験は介護業界でも活かせます!他業種で働いていてコロナ禍で大きく影響を受けた方、介護業界に来てみませんか?
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また、エージェントによっては面接に同行してフォローしてくれる場合もあります。これはかなり心強いです。エージェントに遠慮なく相談してほしいです。
履歴書の書き方等を尋ねるだけでも十分です。まず初めに書類選考の所も多いと思うので、そこで落ちたら、どれだけ自分がそこの職場に働きたいと思っていても、それ以上進めないので。
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