妻が長男を出産する時に経験した「常位胎盤早期剥離(ソウハク)」について、夫である私の目線から語ります。
【ソウハク】で、生まれた時は約1800gだった長男。
【常位胎盤早期剥離】=【ソウハク】。
珍しい疾患ではあるが、妊婦さん誰もがかかるかもしれない疾患。
いつやってくるか分からない、予測できない疾患。
今から5年以上前、長男出産時に【ソウハク】を発症し、長男は1分ほど呼吸がなく仮死状態で生まれました。危険な状態でしたが、母子ともに何とか無事でした。現在長男は相変わらず、体は細いですが、人並みに風邪をひきながらも元気に育っています。
生まれた時の体重は、約1800gでした。
どこでも売ってると思いきや、全然売ってないオムツ!
生まれた時の体重が約1800gだった長男。
クリニックで超緊急帝王切開後、救急車で医師と一緒に大病院へ搬送され、3週間経たないぐらいで退院となりました。(NICUでは順調に経過し、NICUも一杯だったんですよね…。なので、もう大丈夫!と退院になりました。)
体・顔・首が小さすぎて、体を持ちづらくて、初めのうちは沐浴(もくよく)するのが大変だったことを思い出します。
低出生体重児として困ったこと、それはオムツです。
プロフィールで記載している通り、私は介護職をしているので、オムツ交換は特に困ったとは感じたことがありません。子どもの方が、お尻を簡単に持ち上げられるので、オムツ交換はやりやすいのですが、オムツがなければ、どうにもなりません…(笑)
低出生体重児用のオムツが、近くのお店に売ってないんです…。
↓入院中に使っていたオムツがこれ!(5年以上前なので、今はパッケージが変更してるかも⁈)
低出生体重児といっても2000g近くはあるんだから、小さいドラッグストアには無いかもしれないけど、大きめのお店に行けば絶対あるだろうと思っていたから、オムツを買いに行ってビックリ!
低出生体重児用のオムツ、どこにも売ってない!!(2度めの叫び)
低出生体重児用のオムツを始めて作ったのは、パンパースらしいです。↓下記事参照↓
低出生体重児用のオムツを求めて、いろんなお店を探しまわる。
家にあるオムツの在庫がほとんどなく、今すぐにでも欲しかった私。イオン、西松屋やベビーザらス等、いろんなお店を探し回るも、低出生体重児用のオムツは全く売っていませんでした。
もうどこにも売ってないわ…、と諦めかけた時、家から少しだけ離れたあと1店舗だけ行ってみようと思い、大きめの「アカチャンホンポ」に行きました。
そこにあったのです! 写真と同じものが!
売ってる!オムツのマイクロサイズが!!
めちゃくちゃ嬉しかったです!
アカチャンホンポには、低出生体重児用のオムツが置いている場合(店舗)があるそうです。
でも、お店にはあまり売ってないものと思った方が良いと思います。家のオムツの在庫をよく確認して、無くなる前にネットで購入する方が賢明です。
今は「未熟児」とは言わず、「低出生児体重児」と呼ぶ。
昔は体重が小さく生まれた子どものことを「未熟児」と言っていましたし、今でも一般の方々は言っている人が多いとは思いますが、医療現場では「未熟児」とは言わず「低出生体重児」と言うそうです。
体重によって、呼称が違います。
- 低出生体重児・・・・・・2500g未満
- 極低出生体重児・・・・・1500g未満
- 超低出生体重児・・・・・1000g未満
言い方が細かく分かれているのね。
調べていて驚きましたが、低出生体重児は増えているそうです。医療の進歩で救える命が増えたことや、不妊治療、高齢出産の増加等、様々な要因があるそうです。
低出生体重児のわが子の今。
【ソウハク】を発症、超緊急帝王切開で仮死状態で生まれた長男。生まれた時は、体重が約1800gだったので、低出生体重児でした。
後遺症が出るのだろうか、病気にかかりやすいのだろうかなどと、当時はとても気になっていました。
現在は他の子に比べると、病気が少しかかりやすい面がありますが(と言っても風邪、中耳炎に何度もかかる程度です)、後遺症はありません。身体の大きさで言うと、身長は平均くらいには伸びたものの、体重があまり増えず細ーいです。
それでも元気に育ってくれているので、ありがたいことです。
出産は奇跡
『出産は奇跡』
自分達が【ソウハク】を経験したから、余計にそう感じています。医療が発達しているし、安全に問題なく産めるもんだと思っていました。でも全く違っていました。
命が生まれること、それは奇跡だし、その命を積み重ねていくことも奇跡。
生かされていることに感謝。今日生きられることに感謝。ありがとうの気持ちを忘れずに。自戒を込めて。
コメント