介護の仕事を15年以上している私が、介護について語ります。現場職員で感じたことを綴ります。
ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格って必要?
最近、Twitterで介護福祉士の資格って必要なの?というツイートがありましたが、介護福祉士の資格取得後、しばらく続けていると、ケアマネジャーの資格って取得した方がいいの?という疑問にぶつかる人もいると思います。
私もその一人でした。
介護職で生計を維持できるのであれば、特に取得する必要はないのでは?と思ってしまいます。
初めに介護福祉士の資格に関して。Twitterで介護福祉士の資格は必要か?というツイートがありましたが、私の意見としては、資格は取得しておいて損はないということです。どちらかと言えば必要です。その理由は以下です。
- 手当がもらえる。⇒月々3000円でも出れば、年間36000円です。大きいですよ!介護福祉士に関して言えば、5000円位は出る会社が多いと思います。(たまに手当が出ない事業所もあります。そんな所は選ばないように!)
- 介護関連の違う法人・事業所に移る際も、転職しやすい。⇒介護職は人手不足の会社が多く、また介護福祉士を採用することで、加算を取得できたりするので…。
- 仮に違う業種に転職するとしても、介護の業界で頑張ってきた証(一応、国家資格なので)としてアピールできる。
ケアマネジャーの資格に関しても、介護福祉士の資格同様、取得できればしておいて良いと思います。会社によっては、介護職をしていてケアマネジャーの実務をしていなくても、介護福祉士とケアマネジャーの資格手当が出る所もあるので(実務はしていないので、ケアマネジャーの資格手当は満額ではないと思いますが)、両方の資格手当もらえたら、年間にすると結構大きな金額です。
数年前に私はケアマネジャーの資格を取得しましたが、取得する理由は複数ありました。
- 50代以降になって、介護職を続けていく肉体的な自信がなかった、想像できなかった。
- 夜勤がだんだん辛くなってきた。
- 直接ケアする仕事から、違うアプローチで仕事をしてみたくなってきた。
- 知識を深めたかった。
- 資格取得することで、自分の新たな武器を増やしたかった。
5つほど理由を挙げてみましたが、大きな理由としては「肉体的自信がなくなってきた」こと、「夜勤が辛くなってきた」こと、「新たな武器を増やしたい」こと、この3点です。
年齢とともに肉体労働の介護に、身体がついていかない時がありますよね。
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どう勉強する時間を確保するか?
ケアマネジャー試験を受験するにあたり、勉強時間の確保が大切です。毎日少しの時間でも勉強することが大事です。勉強し始め当初は10分でも良いです。勉強しない日があると、勉強しないことが続きます。
あと大事なことは、仮に勉強できなかった・三日坊主になったからといって、自分を責めないこと、そこで諦めないことです。
私も勉強し始め当初は、勉強することが習慣化されていなかったので、三日坊主の繰り返しでした。少しずつ、勉強することに慣れてきて、勉強しない日がなくなり、勉強時間が長くなっていきました。
始めの内は、10分勉強できた自分を誉めましょう。次は、30分やってみる。それができたら、また自分を誉めましょう。それで、少しずつ時間を伸ばしたり、勉強する日を継続していきましょう。
誉めて伸ばしていきましょう。仕事しながら勉強するのってなかなか大変ですからね。
まずは、勉強することに慣れること。それが続いていくと、自然と時間も少しずつ伸びていきます。但し、そこで大事なことは、なぜケアマネジャーの資格を取得しようとしているのかという理由です。この理由が確固たるものでなければ、勉強を続けていくこと自体が難しいです。
想像している以上に、仕事をしながら資格の勉強をすることは結構難しいです。特に子どもがいるなど家族がいる方は難しいと思います。
勉強時間の確保の仕方としては、早出終わりの日に、帰りに公民館・図書館・カフェ等に寄る、夜勤明けの日に、自宅で仮眠を少しとってから勉強する(夜勤入り・明けの日は、比較的勉強する時間が確保しやすいと思います。)、遅出の日は、仕事に行く前に少し勉強する等、各々の生活リズムの中から何とか時間を確保していくしかないと思います。
結婚して家族がいる方は、妻あるいは旦那さんに、この時間は勉強に当てたい等と相談することで、時間を確保していくのが良いと思います。
夜勤帯も、利用者様が落ち着いているのであれば、絶好のチャンスです。テキストを読みこむ等、何かあってもすぐに仕事に取り掛かれるような勉強ができると思います。
私が実践したオススメの勉強法とは?
これは、介護職でバーンアウトして退職後、職業訓練校に行っていた時期のことです。長年企業で人事を担当されていた講師の方や、訓練校の担任の先生など、いろんな先生が言っていたオススメの(王道の)勉強法です。この勉強法は、ケアマネ受験以外の他の資格(介護福祉士や他職種・業種の資格の勉強でも活かせるものです。)
まずは、テキストを一通り読む。分からない箇所があっても、その時はいちいち調べずに、一通り全部読む。
次に問題集をやっていく。分からなかった・解けなかった問題の箇所を調べる。テキストを読む。問題集も1冊をまずはやりきる。
もう一度、同じ問題集を始めからやっていく。1回目と同じようなやり方で。2回目も最後までやりきる。分かっているような問題でも、全てやっていく。
3回目も同様。
そうやって繰り返し、繰り返し、同じ問題集をやっていく。問題文を覚えるくらいまでに。
1冊の問題集が完璧に解けるようになったら、次の問題集へ移る。
次の問題集も同様のやり方で。
私もこの勉強法でケアマネジャー試験に合格しました。問題集をたくさん買っていましたが、それよりも1冊を何度もやりきることが大切です!
問題は似たような問題が出ています。1冊を完璧に解けるようになれば、少し問題文が変わったとしても、十分対応できます。それぐらいしっかり知識が身についています。
ケアマネジャーの試験は、少しひねった問題が出る場合もありますが、それは答えられない人が多いと思うので、そんな問題に時間を費やすよりは、基本的な部分をしっかり押さえていけば、ある程度点数は取れます。
問題集の選び方としては、過去問が掲載されたものが良い。過去問問題集を5年間分やれば十分と講師の方々は言っていました。
5年間分は結構な量があるので、少ししんどいかもしれません。ケアマネに関しては3年間分やれば、十二分に点数取れますし、時間が無くて1年間分しかできなくても、その1年間分を何度もやって1年間分が完璧であれば、それなりには点数が取れると思います。
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