妻が長男を出産する時に経験した「常位胎盤早期剥離(ソウハク)」。そこから出産や育児について
夫である私の目線から語ります。
初めての出産(長男)の時の話
今から約6年ほど前の話です。妻は高齢出産と言われる35歳になる直前、34歳の時でした。
急遽、入院となった木曜日。
翌日金曜日の朝早くに、陣痛促進剤を投与して、早く出産しようということになりました。重なった出産がある程度落ち着いたのか、そろそろ投与しようとした時に、心音が感じられないと、早急に取り出さないといけないとなり、緊急帝王切開へ。
一刻を争う状態でしたが、母子とも無事に助かりました。長男は産まれた時、仮死状態でした。
1人目出産時は『常位胎盤早期剥離』を発症しました。
「常位胎盤早期剥離」発症時、出産時のことについては、下の体験談その③をご覧ください。
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とにかく母子ともに助かってよかった!
常位胎盤早期剥離を発症した妻、その③で詳しく話している通り、一刻を争う事態で母子ともに助からなかったかもしれなかった命、緊急帝王切開3分で取り出されて無事助かりました。
私達も本当のことを言うと、自然分娩・立ち合い出産を望んでいました。それは叶わなかったけど、それよりも母子が無事に助かったこと、それにとても感謝しています。
まだまだ日本では、自然分娩・陣痛に耐えての出産が良いと考える方も多いようですが、妻の術後の状態などを見ていると、自然分娩であれ、帝王切開であれ、どちらも立派なお産だと思います。
妻は緊急帝王切開の術後、かなりの高熱と痙攣(けいれん)が出ました。それと強烈な痛み、傷跡がケロイド状になりました。痛みは1ヵ月以上続きました。
たまに「帝王切開は痛みが少なくて楽なお産だと」言う方がいるようですが、妻の状態を見ていると、帝王切開は赤ちゃんと妻を安全に無事に救い出してくれたお産です。自然分娩同様命がけのお産です。
本当に一刻を争う事態だったんだ。歩きながら手術同意書に
記入するという…
最近は帝王切開で産む人も増えている。
最近は約5人に1人とか、全体の35%が帝王切開とか言われています。30年位前は、全体の約5%ほどが帝王切開の割合だったようです。初産も高年化が進んでいるので、恐らくそれも影響あるのではと言われています。
帝王切開には2種類の切開方法があります。
【横切開】予定で帝王切開を行う場合で、最近はこちらが主流。傷跡が目立ちにくい。
【縦切開】緊急の帝王切開を行う場合。赤ちゃんを取り出しやすい。短時間で手術可能。
次の出産も帝王切開になるの?
前回が帝王切開だったとしても、次は自然分娩で産むこともできるとも聞きますが、妻の場合はかなり稀有なケースであったこと、常位胎盤早期剥離を発症し、術後もかなり身体にダメージを負った状態だった為、医師からは次の妊娠は絶対最低1年以上空けるよう言われました。
一般的には、帝王切開すると、次の出産時も帝王切開になることの方が多いようです。一度子宮を切開・縫合しているので、次の出産時、子宮破裂を防ぐためにも帝王切開になるそうです。また次の出産まで1年は空ける方がいいようですね。
1人目の出産がかなり大変な状態だったので、妻の体調を一番に、2人目は慎重になりました。
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参考にしてみて。常位胎盤早期剥離で妻に出ていた症状とは。
妻に出ていた症状と言えば、下記の3点です。
【妻に出た症状】
- むくみ (いつもより強い、靴下の跡がかなりつくほど)
- 発症前頃から胎児の体重があまり増えなかった。(36週で2000g前で体重の伸びがかなり鈍化していた。)
- 高血圧兆候(兆候は少しあったが気になる程度だったのが、発症前日頃に数値が更に高くなった。)
最近のある研究では、黄砂が多い時期、黄砂が多く飛来した数日後に常位胎盤早期剥離を発症する率が1.4倍(40%増加)したという研究結果もあります。黄砂が多い時期は、屋外へ出ている時間を減らしてみてもいいのかもしれません。長男は春生まれなので、この研究結果に妙に納得してしまいました。(春は黄砂が多い時期ですからね。)
※何か少しでも異変を感じたら、不安を感じたら、ためらわずに受診に行きましょう。
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